何もない水上に戦車も渡れる橋を架ける!陸上自衛隊の「渡河訓練」を見学
陸上自衛隊の「施設科」とは軍隊における工兵部隊を指す。陣地の構築、地雷などの障害の構成・処理、道路や橋の構築などを行う技術者集団だ。
勝田駐屯地(茨城県)にある施設学校には、施設科部隊の任務に必要な技術、知識を習得するための教育訓練と部隊運用のための調査・研究を行う唯一の専門教育機関として、年間約1000人が入校する。
今回は、施設学校の「橋を作る、渡す」任務に関わる教育を紹介しよう。駐屯地の訓練場で行われていたのは、河川に橋を作り、車両や人員を渡す渡河訓練。92式浮橋による「重門橋構築・運航訓練」を“授業参観”した。
50トンの戦車を積載できる92式浮橋の構築・運航訓練
陸上自衛隊の主...