日本製レーダーをフィリピン空軍に輸出。両国の関係性は?
2020年8月、日本製レーダーがフィリピン軍に採用されることが決まった。これは、14年に策定された『防衛装備移転三原則』(防衛装備の移転の考え方を包括的に整理し、その基準や手続きなどを明確にしたもの)に基づいた初の国産完成装備品の移転案件である。
フィリピン空軍に対して、国内メーカーが製造するレーダーの輸出が決定
防衛装備庁プロジェクト管理総括官(航空担当)の後藤雅人空将補は、「フィリピンが警戒管制レーダーを調達するという話を受けて、日本製レーダーの採用に向け、フィリピン国防省や空軍に対する提案活動を行いました。さまざまな国の企業が提案したと聞いていますが、最終的に日本製レーダーが採用さ...