元・自衛官の教育者が語る「国を守ることを伝える教育も重要」
70年以上、戦争を経験していないと国を守る意識は育たない、という意見がある。一方、教育なくして国防意識は生まれない、という意見もある。世界には義務教育の中に「国防」に関する授業がある国も多いという。
どちらも正解だろう。いずれにしても教育は大切だ。歴史を学び、今の世界情勢を正しく学べば、
自ずと国防意識は芽生えるのではないだろうか。そこで元1等海佐であり、大阪府立狭山高校の校長をつとめた竹本三保氏に、日本の国防教育について話を伺った。
【竹本三保】
元1等海佐。青森地方協力本部長、中央システム通信隊司令などを歴任し、2011年に退官。12年4月に大阪府立狭山高校の校長となり、現在は竹本教...