未来の海戦は「水上ドローン」が主流に⁉戦国時代の水軍から海上自衛隊発足まで…「海を守る戦いの歴史」を振り返る
四方を海に囲まれた日本では、歴史上「海軍」が大きな役割を果たしてきた。
戦国時代の水軍から江戸・幕末の近代海軍の誕生を経て、明治の帝国海軍、そして、昭和の開戦、戦後の海上自衛隊発足へと連なる洋上の戦士たちの系譜を知るために、その組織や装備、戦い方の変遷の航跡を振り返り、さらには未来の海戦の予想までを含めて解説しよう。
戦国~明治新政府:戦国時代後期から大名が編成した水軍が誕生
日本の海軍は、諸説あるが、戦国時代の「水軍」に始まるともいわれる。村上氏などで知られる「海賊」を一部の戦国大名が戦力として活用。豊臣政権では海賊行為は禁止され「水軍」を統制下に置いた。
江戸時代に入ると大船建造が禁...