空中で戦闘機に給油する「KC-767」を大解剖 機体のなかはどうなっている?
一般的に戦闘機は、ほかの航空機に比べて搭載燃料が少なく長時間飛ぶことができない。空に給油所があれば、基地に戻らず給油でき、長時間任務を継続できるわけだ。
そこで、飛行中に給油しようと登場したのが空中給油・輸送機。さらに輸送機へ空中給油すれば、輸送距離を延ばすことができる。
現在、メインで活躍する日本のKC-767の外観は普通の旅客機のよう。しかしKC-767は空中給油機だけではなく、輸送機としても運用されるマルチパーパス・プレーヤーなのだ。
ウクライナ支援やスーダンに派遣された報道も記憶に新しい。その各機能を説明しよう。
KC-767とは?
2010年より運用を開始した航空自衛隊のほか、...