自衛隊の「物流教育」がスゴい! 弾薬や重量物を運ぶ“輸送のプロ”を養成
わが国の防衛体制は、近年、中国の海洋進出や北朝鮮のミサイル発射実験などを念頭に、日本の南西地域での自衛隊の活動を増強する方針が進んでいる。
これに伴い部隊の新設や新装備の導入が進み、補給や輸送に関わる体制も変化の時を迎えた。新時代に対応する自衛隊の補給と輸送の取り組みを紹介しよう。
自衛隊の物流を支える各種補給処
自衛隊の活動に必要な物品の調達、保管、整備、供給を行うのが各自衛隊の補給処。たとえ最新鋭の装備品でも小さな部品が1つ欠けただけで正常に稼働することはできない。補給処は自衛隊の縁の下の力持ちだ。
陸上自衛隊は北海道、東北、関東、関西、九州に5つの補給処がある。霞ヶ浦駐屯地(茨城県...