配備が進む自衛隊の新型輸送機「C-2」、従来機と比べてどこがスゴイ?
わが国の防衛体制は、近年、中国の海洋進出や北朝鮮のミサイル発射実験などを念頭に、日本の南西地域での自衛隊の活動を増強する方針が進んでいる。
これに伴い部隊の新設や新装備の導入が進み、補給や輸送に関わる体制も変化の時を迎えた。新時代に対応する航空自衛隊の補給と輸送の取り組みを紹介しよう。
C-2輸送機の運用に切り替え中
航空自衛隊では、2018年以来、新型国産輸送機「C−2」の運用が進められ、23年11月現在では十数機が配備されている。
これまで運用されている輸送機C−1に比べ、C−2は航続距離で約4倍、搭載貨物量で約3倍と輸送能力が向上。積み降ろし作業もコンピュータで集中管理ができ省人化...