地震、噴火…災害現場では何が起きていた?自衛官が語る真実
わが国で毎年のように起きる自然災害。その被害の様子は、誰もが報道で知ることができる。しかし、実際の現場の悲惨な状況は被災者、または、発災直後に現地に入った警察や消防、そして自衛隊の隊員しか分からない。
いつ来るか分からない自然災害に備えるために、実際の被災地で何が起きていたのか、を知ることは大切だ。そこで、過去に大規模災害で派遣された自衛官から、そのときの現地の状況を教えていただいた。
災害現場では何が起きていたのか?
スコップを使って被災者捜索(1995年1月/阪神・淡路大震災)
当時、人命救助システム(注)はなく、つるはしや大きいスコップなどを使用して、人力で倒壊した鉄筋コンクリート...