半分白衣、半分迷彩服…医療現場を守る自衛官たちの声
普段は自衛隊員や地域住民の病院として活動し、いざ事が起きたらその能力をフルに発揮して多くの人々を助ける自衛隊中央病院。スタッフの多くが自衛官であることも、高度な危機管理能力を持つ理由の1つ。ここで働く病院スタッフたちの声をお届けする。
「基本」を継続してきた取り組みの正しさを証明
2020年は、自衛隊中央病院にとって激動の1年となった。新型コロナウイルス対応で注目を集め、メディアに登場する機会も多かった。病院長の上部泰秀防衛技官は語る。
「今年、われわれはいろいろな経験をしました。当院で新型コロナウイルス対策に関わった医療従事者から1人の感染者も出さなかったこと、クルーズ船対応以降も多く...