ミサイル攻撃を想定した「被害復旧訓練」 現場を通じて見えた課題
高性能の戦闘機も、前線に弾薬や燃料を運ぶ輸送機も、滑走路がなければ任務を果たすことができません。敵に滑走路が狙われる理由はそこにあります。よって攻撃されて破損した滑走路は、すぐさま復旧せねばならないのです。その任務を担う航空施設隊が、実際の爆薬を使って模擬滑走路を爆破して復旧を行うという、大がかりな訓練を行っています。
ミサイル攻撃による小弾痕からの復旧訓練という初めての取り組みを、これまで培ってきた技量と新鋭機器の導入で見事にクリアした中部航空施設隊。滑走路の被害復旧任務に対し、いったいどのような気概で取り組んでいるのだろうか。
方向性を示した、部隊初の被害復旧訓練
爆破の直後は一面が...