能登半島地震で実力を発揮 自衛隊唯一のホバークラフト「LCAC」を解説
海上自衛隊に25年以上前から配備されているホバークラフト、LCAC。2024年に、持ち前の実力を改めて発揮し、注目を集めた。
この年の元日に能登半島を襲った地震は海底を隆起させたため、ほかの艦艇が近づけなかったのだが、LCACは見事に揚陸し、物資を届けた。
東日本大震災でも活躍したが、防衛任務としては戦車などを島しょ部に迅速に揚陸させる能力を持っている。その実力を探ってみた。
車両や物資を積んで時速約100キロメートルで疾走。これがLCACの実力だ!
<SPEC>全幅:14.3m 全長:26.8m 速力:約93km/h 重量:約100t 積載能力:約50t (90式戦車1両または人員約2...