海上自衛隊で「警備犬」が活躍 訓練を繰り返して基地警備を担う
日本の海を守る海上自衛隊にも、外敵の脅威に対処するために陸上で戦う部隊がある。それが海自の港湾などの警備を担う陸警隊(りっけいたい)だ。
海上自衛隊の横須賀、呉、佐世保、舞鶴、大湊各地方隊には、それぞれ警備隊が置かれ、地方総監の指揮監督を受ける警備隊司令が、各部隊を統括する。陸警隊は警備隊隷下の部隊となり、警備対処掛(注)警備犬運用掛、庶務掛、庶務掛で構成されている。
そんな陸警隊で運用されている警備犬の管理、育成、訓練のために、ハンドラー(犬を誘導する訓練士)で編成されているのが警備犬運用掛だ。
2年に1度開催される、各地の陸警隊の警備犬運用掛が集まる講習会の会場となる横須賀はハンドラ...