人が標的になることも…敵役を自衛隊員がつとめるリアルな戦闘訓練
自衛隊には国を守るために、小銃からミサイルまで、さまざまな“飛び道具”がある。
さらにその射撃訓練に必要なのが、標的。
中には人が標的に乗り込んで操縦したり、人そのものが標的になったり、またはコンピュータでシミュレーションされた、第一線の疑似環境で狙える標的など、ちょっと変わった標的もある。その一例を紹介しよう。
哨戒機が潜水艦を捜索する対潜戦訓練
敵潜水艦の捜索・探知・撃破などを行う任務を対潜戦と呼ぶが、海に潜む潜水艦を発見するのは25メートルプールの中から1本の針を探すほど難しいという。
海上自衛隊が行う大規模な訓練では、敵役の潜水艦をP‐1やP‐3Cなどの固定翼哨戒機のほか、回転翼...