大震災で生死を分ける「3秒の決断」最初にするべき行動は
大災害は突然やってくる。今、この瞬間にも起こるかもしれない。そのときにどう行動するか。日ごろから考えておくべきだが、日常生活を送るなかでつい忘れてしまいがちだ。
「災害発生時から3秒間で決断することが生死を分ける」と説くのは、国際緊急援助隊医療チーム(注1)に所属し、国内外の被災地で国際災害レスキューナース(注2)として活躍していた辻直美氏だ。発災直後のサバイバル術を教えてもらった。
【辻 直美】
1995~2020年まで、国際レスキューナースとして国内外の被災地で活動。現在はフリーランスの看護師、一般社団法人「育母塾」代表として、防災関連の講演や執筆活動などを行う
注1:国内外で大規模...