自衛官は、銃を持つとき何を学ぶのか? 自身と国民を守る「小銃の作法」
小銃は、入隊した陸上自衛官1人に1丁が貸与されるミニマムな火器の1つ。
陸上自衛隊における小銃は、ただの個人装備品ではなく、入隊から退職までずっと付き合うパートナー、武士の刀にも例えられる自衛官の“魂”でもあるようだ。
普段の訓練から管理まで、隊員たちはどのような思いを持って小銃と付き合い、使っているのか。現役の隊員と元陸将補の話から、その魂に迫ってみたい。
小銃は“体の一部”と同じで、自分と仲間の命を預けるもの
陸上自衛官にとって、小銃は一番身近な装備品であり、入隊から退職まで付き合うパートナーだ。
陸自に新隊員として入隊後、各隊員は教育隊長などから小銃を貸与される。初めて小銃を手にす...