「ドローン」は標的機を指す言葉だった…進化する射撃訓練の「標的」
自衛隊には国を守るために、小銃からミサイルまで、さまざまな“飛び道具”がある。さらにその射撃訓練に必要なのが、標的。
標的は、なにも自衛隊特有のものではない。古来から洋の東西を問わず、戦いや狩猟が行われ、その腕を上げる必要がある場合にはさまざまな標的が存在していた。
現代の標的機と、軍事とITに詳しい井上孝司氏に話を伺った。標的の歴史や種類を見ていこう。
「ドローン」は標的機を指す言葉だった
軍事研究家でテクニカルライターの井上孝司氏によると、標的機の使命は、「いかに脅威を正確に、しかも安価で再現できるか」ということ。かつては敵捕虜を実際の戦車などに搭乗させ、それを標的にして砲撃するとい...