東日本大震災がきっかけで入隊した…自衛官が災害派遣に抱く想い
2011年3月11日。東日本を襲った最大震度7、マグニチュード9.0という観測史上最大級となる東北地方太平洋沖地震は、最大遡上高40.1メートルの津波と、それによる原子力発電所事故を引き起こし、東日本大震災と命名された未曾有の大災害となった。そんななか、大規模な災害派遣を即座に実行し、献身的な活動で被災者をはじめ多くの国民の信頼を得た自衛隊。
震災から10年が経ち、変化と進化をとげた自衛隊。もし、今、東日本大震災と同規模の災害が起こったら、どのように対処するのだろうか。そして東日本大震災の現場に向かった者、その姿を見て自衛隊を目指す者、その若手を受け入れる者それぞれの立場から、これからの...