東日本大震災で自衛隊が遂行した「史上最大の作戦」とは
2011年3月11日。東日本を襲った最大震度7、マグニチュード9.0という観測史上最大級となる東北地方太平洋沖地震は、最大遡上高40.1メートルの津波と、それによる原子力発電所事故を引き起こし、東日本大震災と命名された未曾有の大災害となった。
当時、国家の一大事に自衛隊がどのように対応したのかをあらためて振り返り、あれからの10年で、自衛隊の何が変わり、どう進化し、そして、今後、災害にどのように対応するのか、できるのか、を検証してみたい。
東日本大震災の概要
発生:2011年3月11日 14時46分
震源:宮城県牡鹿半島東南東130キロメートル付近
震源の深さ:約24キロメートル
規模:...