地震、台風、原子力災害の対処もする自衛隊の「災害派遣訓練」
自衛隊の災害派遣は、原則的に、都道府県知事などから要請を受けた防衛大臣などが、緊急性、非代替性(自衛隊以外では担えない)、公共性の3要件からやむを得ない事態と認める場合に命じる。
自衛隊の災害派遣活動は、日ごろの訓練のほか、移動から宿営、食糧の調達などを自らで行うことができる自己完結能力、そして陸・海・空に対応する装備があるから行えるのだ。
地震のほか、台風や豪雨、原子力災害の対処訓練も
自衛隊の大規模な災害派遣といえば、1995年の阪神・淡路大震災、2011年の東日本大震災、16年の熊本地震などが思い浮かぶだろう。
不意に見舞われる自然災害の現場で、人命救助や行方不明者捜索、給水支援や...