三菱重工業、SUBARU…防衛産業に関わる企業はどのような思いで国防の一翼を担う?
戦前から携わり現在も装備品製造を続けている企業が多いのが防衛企業の特徴だが、道のりは順風満帆ではなく多くの課題を抱えているのも事実だ。
各企業はどのような思いで国防の一翼を担っているのか。現状の確認と企業側に話を聞いてみた。
コスト上昇などで事業撤退や譲渡が進んだ防衛企業
日本の防衛産業の特徴として挙げられるのが、軍需専業が多い海外企業に対し、防衛省と直接取引をする川崎重工、三菱重工などの「プライム企業」の防衛部門はその企業の一部門でしかないことだ。
防衛装備庁の2023年度の調査によると、防衛装備品製造企業の売上総額に占める防衛関連売上額の割合は平均約4パーセントで、全体の売上に対し、...