「飛行点検隊」の誕生と「点検機」の進化を振り返る。現在の機体は?
陸、海、空自衛隊の42基地にある163航空保安施設の飛行点検を実施している飛行点検隊。この飛行点検隊がこれまで運用してきた機体を振り返ってみよう。部隊の歴史を築いてきた歴代の機体を比較して点検隊の任務を、より理解してほしい。
飛行点検隊の誕生
飛行点検隊の前身となる航空保安管制気象群飛行点検隊が誕生したのは1958年。航空自衛隊の府中基地で編成されたのが飛行点検隊の歴史のはじまりだ。その翌年、鳥取県から飛び立ったアメリカ・カーチス・ライト社製のC−46Dによって飛行点検業務が開始された。また、同年には部隊運営の拠点を府中基地から木更津基地へと移駐している。
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