身を隠し、銃を構え…実戦さながらの訓練に挑む自衛官候補生たち
自衛隊に採用された後、自衛官となるために必要な教育訓練を受ける者を「自衛官候補生」という。陸上自衛隊の教育隊で「自衛官候補生」(以下、候補生)は、約3カ月の教育期間にどのような訓練を受けるのか。これまでお伝えしてきた「採用試験」「入隊式」、「基本教練」から「座学」まで
)の流れに続き、今回は「救命訓練」から「修了式」までの流れを時系列に沿って紹介する。
5月10日 救命訓練:命を救うために必要な技術を習得
有事などの際に負傷した隊員を助けるため、止血法、心肺蘇生法、患者搬送といった救命技術を教える。患者搬送は1人で運ぶ場合、2人で運ぶ場合など複数の方法を学び柔軟に対応できるようにする。
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