任務は水中の爆発物処理 海自ダイバーの命をかけた戦い
海に囲まれた日本が他国からの侵略を阻止するために必要不可欠となるのが海上自衛隊の掃海部隊だ。海の爆弾である機雷を、海中や洋上から除去する掃海。また、逆に敵の侵入を防ぐ機雷を敷設するのも掃海部隊の任務。
そんな掃海部隊のなかでも、あるときは海面で、または海中で、さらには掃海ヘリから海へ飛び込んで、危険と隣り合わせの中、機雷を処分するプロフェッショナルであるのが「水中処分員」だ。Explosive Ordnance Disposalを略してEOD員と呼ばれている。
海中では視界も悪く、会話もできない。そんな中、指先や手で合図する手先信号だけで、命がけの任務を完遂する。己の肉体1つで、海中の爆...