日本の戦車部隊を教育する「陸上自衛隊機甲科」とは?
かつて「陸戦の王者」と呼ばれた戦車。第1次世界大戦時に誕生したこの兵器は、「時代遅れで21世紀の戦争で使われることはないだろう」と、近年は軍事アナリストらの間で言われてきた。ところがロシアがウクライナに侵攻する際、主力となっているのが戦車だ。対するウクライナも、最新型の戦車の供与を主要各国に要請している。
近代戦においても、その有用性があらためて認識された戦車だが、わが国ではどのように配置され、部隊ではどんな訓練をしているのか?
陸上自衛隊で戦車を扱う「機甲科」隊員の教育や装備の活用について研究を行っている富士学校機甲科部に話を聞いた。
日本で戦車を運用する陸上自衛隊機甲科
陸上自衛隊で...