戦車・航空機の開発は「戦い方」から構想する…自衛隊が新装備を導入するまで
開発中の製品呼称に「X」を付ける習わしは自衛隊にもあり、最近では「P-X」がP-1哨戒機、「C-X」がC-2輸送機として開発された。「X」を装備化するためには、試験機で性能を実証する必要がある。陸上自衛隊でその役目を担う部隊を紹介しよう。その名は「飛行実験隊」だ。
「UH-X」を例にして知る自衛隊新装備品導入までの流れ
自衛隊では、新しい装備の導入をどのような手順で行っているのか。2021年の運用開始を予定している、陸上自衛隊の新型ヘリコプター「UH-X」を例にとって説明しよう。
構想段階:「将来の部隊の戦い方」から導入する装備品の構想を練る
自衛隊が新たな戦車や艦艇、航空機などの装備を...