パイロットのために“空の地図”をつくる、航空自衛隊「飛行情報隊」の任務
航空機が安全に飛ぶために必要な空の地図、「航空図」。自衛隊にはこの航空図を作成する専門の部隊がある。それが、航空自衛隊の飛行情報隊だ。
全ての自衛隊の航空機の運用に関わる情報の収集・提供を一手に引き受けるこの部隊は、いったいどのような部隊なのだろうか。隊員数は20人ほどの少数精鋭だというが、まずは部隊の沿革や編成、後方支援部隊としての役割などについて紹介しよう。
航空情報の提供を行う自衛隊唯一の部隊
1973年に航空自衛隊に新設された保安管制群飛行情報隊を前身とする飛行情報隊。府中基地(東京都)に所在する、航空支援集団・航空保安管制群隷下の部隊だ。全ての自衛隊の航空機が安全に運航するため...