海上自衛官から高校の校長先生に転身…元自衛官が語る「自衛隊教育論」
女子大から海上自衛隊幹部候補生学校に入校し、その後1等海佐までのキャリアを勤め上げ、退職後は高等学校校長や教育委員会参与として教育現場に携わったという竹本三保氏。そんな竹本氏に、国防と教育の両方に携わったからこそ浮き彫りにできた「自衛隊教育論」について伺った。
最初は“型”から入り、体で覚えることの大切さ
「私は海上自衛官から府立高校校長、つまり教育現場への転職を経験しています。皆さん驚かれるのですが、自分にとってはごく自然な流れでした。私は14歳のとき、『自分の国は自分たちの手で守らなくては』と感じ、海上自衛官を目指したのですが、当時、防衛大学校は女性を受け入れていませんでした。そこで...