海中の爆発物はどうやって除去するの? 自衛隊・掃海部隊の任務とは
水中で爆発する兵器の総称を水雷と呼び、水深など一定の条件で爆発する「爆雷」、動力装置で水中を進み、目標物に当たると爆発する「魚雷(魚形水雷)」と「機雷(機械水雷)」に分けられる。このうち機雷は水中に敷設され、艦船が接近または接触すると、自動または遠隔操作で作動する兵器だ。
機雷はその性能が年々進化し、探知も難しくなっているという。掃海艦『ひらど』をモデルに、自衛隊の掃海部隊がどのように機雷を処分していくのか説明しよう。
最新の装備で精度の高い機雷探索が可能に
第1掃海隊に編入され、横須賀に配備された掃海艦『ひらど』は、2018年3月に就役した新しい掃海艦だ。艦長の川下雄司3等海佐に機雷処...