スーダン邦人退避でも活躍、空自初の空中給油・輸送部隊「第404飛行隊」とは
高度約6000メートル上空を、時速約700キロメートルで飛びながら、約15メートル離れて飛ぶ受給機の直径約20センチメートルの給油口に、給油ブームを差し込んで給油する「空中給油」。航空自衛隊初の空中給油・輸送部隊として編制されたのが第404飛行隊だ。国際情勢が緊迫する中、空中給油だけでなく、人員や物資の輸送にも取り組み、マルチな活躍をする部隊の重要性と部隊への国民の期待は年々高まっている。
世界の安全保障環境に対応する部隊
国際状況と時代の変化が空中給油部隊を生んだ
航空自衛隊小牧基地(愛知県)に所在する第1輸送航空隊隷下に、第404飛行隊が新編されたのは2009年。その主な任務は、KC...