ミサイルの脅威と隣り合わせの今、自衛隊は首都をどう守るのか?
2023年8月に刊行された『防衛白書』には、「わが国は、戦後、最も厳しく複雑な安全保障環境に直面しています」と書かれている。例えば北朝鮮は、2023年1〜8月だけでも17発のミサイルを発射し、それに対応して計3回、全国瞬時警報システム(Jアラート)が日本各地で発令され、直近では11月21日にも発令された。もしも首都・東京に敵のミサイルが飛来したら……。
日本の首都・東京およびその周辺地域には、約4400万以上の人々が生活している。加えて、政府など国の重要な機関や大企業が集中して所在する。日本の中枢を守るため、陸・海・空各自衛隊は空からの脅威にどう対抗するのだろうか。各自衛隊の首都防衛に対...