海自の「洋上補給」は世界トップレベル! 50メートル離れた船に燃料を送る
わが国の防衛体制は、近年、中国の海洋進出や北朝鮮のミサイル発射実験などを念頭に、日本の南西地域での自衛隊の活動を増強する方針が進んでいる。
これに伴い部隊の新設や新装備の導入が進み、補給や輸送に関わる体制も変化の時を迎えた。新時代に対応する海上自衛隊の補給と輸送の取り組みを紹介しよう。
災害派遣でも活躍する5隻の補給艦
「補給艦」とは、洋上でほかの艦へ燃料や物資を補給する艦艇のこと。
現在、海上自衛隊には基準排水量1万3500トンの『ましゅう』型が2隻、8100トンの『とわだ」型が3隻就航しており、横須賀の第1海上補給隊に配備されている。
補給艦はヘリコプター甲板も設置。自衛隊艦艇への補...