“移動する飛行場”を運用する部隊「移動管制隊」の過酷な訓練…3日かけて九州へ
航空機が滑走路に離着陸するためには、管制塔からの指示やレーダーによる位置確認などの管制業務が必要だ。有事の際、あるいは災害などで空港の管制機能が失われたり、定期的なメンテナンスで管制機器を止めるときなどに、関連機器一式を運搬・提供して、管制業務の継続をフォローする日本で唯一の部隊が、航空自衛隊百里基地(茨城県)に所在する移動管制隊である。
そんな自衛隊の“移動する飛行場”の全貌は、前回紹介したとおり。今回は移動管制隊の訓練の様子をレポートする。
移動管制隊で活躍する車両たち
移動管制隊の任務は時と場所を選ばない。そのため、どのような状況下においても対応できるよう、遠隔地や過酷な環境下での...