自衛隊の「移動する飛行場」に外国軍も注目 有事や災害時の飛行場“最後の砦”
航空機が滑走路に離着陸するためには、管制塔からの指示やレーダーによる位置確認などの管制業務が必要だ。有事の際、あるいは災害などで空港の管制機能が失われたり、定期的なメンテナンスで管制機器を止めるときなどに、関連機器一式を運搬・提供して、管制業務の継続をフォローする日本で唯一の部隊が、航空自衛隊百里基地(茨城県)に所在する移動管制隊である。
移動管制隊は、有事や災害時の緊急出動はもちろん、訓練においても遠く離れた地域まで遠征する、航空機を運用するためにはなくてはならない存在だ。実際にどのような実任務にあたり、どのような部隊を目指しているのか、話を聞いた。
任務遂行、継続のために航空管制最後...