海中の爆弾「機雷」。爆発するとどれほどの攻撃力がある?
水雷を排除する「掃海」。終戦直後の日本近海には、日本とアメリカが敷設した機雷が6万個以上残り危険な状態だった。それを海上自衛隊の前身である、航路啓開隊などが掃海したのだ。
任務を引き継いだ海自の掃海部隊は、1991年には自衛隊初の海外実任務としてペルシャ湾に派遣されている。こうして培われてきた技術は世界トップレベルに育ち、今や掃海は日本のお家芸といわれるようになった。
機雷は一度敷設すれば、直接敵と対峙することなく脅威を与え続ける兵器だ。かつて海上自衛隊の掃海隊群司令として指揮を執った元海将、福本出氏に、機雷とはどのような兵器なのか、特徴や運用方法を伺った。
機雷が爆発する仕組みとは?
...