「子どもの入学式、結婚記念日には迷わず休暇を」女性自衛官が上司から学んだ大切なこと
ごく普通の若者たちが、大切な人や国の平和を守るため、日々、奮闘している姿を知ってほしいと考え、創刊当初から雑誌『MAMOR』は「自衛官」個人に焦点を当てた連載を多く掲載してきた。
2023年10月号で200号を迎えた記念として、過去の連載で紹介した自衛官たちの「今」と、「今につながる歴史」を紹介したい。
坂本美惠1等空尉:現在は航空救難団整備群本部に配属
「戦力発揮の基盤は基地や家族にある」。上司の教えを受け任務と育児を両立
防大を志望したのは、原爆を経験した祖母の話を聞き、「大切な人たちが戦争被害を受けずにすむように国を守りたい」と思ったから――。
広島県出身の坂本(旧姓・宮澤)1尉は...