サバイバル登山家が語る「キャンプと自衛隊」
自衛隊の野営は、登山家の目から見るといったいどのように映るのだろうか。食料や装備を極力排して山行する「サバイバル登山」を実践している登山家の服部文祥氏に、過酷な登山の経験や自衛隊の野営について、また、昨今のキャンプ・ブームについて思うことを語ってもらった。
最低限の装備と食料だけで山に挑む『サバイバル登山』
「自分の力だけで山に登り、人が行ったことがない所に行きたい」――それがサバイバル登山をはじめたきっかけだったという服部さん。実際にやってみたらその面白さにやみつきになったという。
「装備や食料は極力持参しないから荷物が軽くて自由に動けるぶん、山の天候や植生、生態系に合わせて自活してい...