日本の駐在武官の歴史を解説。海外での軍事情報の収集、諜報活動の始まりとは?
国ができ、国境が敷かれ、外交官が派遣され、軍人が同行する。そんな駐在武官(注)の起源は、19世紀初めのナポレオン時代にあるといわれている。
では、近代国家の仲間入りを果たした明治の日本はどうだったのか、日本の駐在武官の歴史を解説する。
(注)正式には「在外大・公使館付武官」という
日本の駐在武官は長州出身の陸軍大佐が最初
「軍事に関する機密情報を扱ったり、諜報活動なども行った例もあるせいか、駐在武官の歴史や制度に関する研究・報告は世界的に極めて少ないです」と話すのは、駐在武官に関する数少ない貴重な研究を発表している防衛研究所戦史研究センター長の立川京一教官だ。
しかし日本の最初の駐在武官...