女性の自衛官が悩む「出産とキャリアの向き合い方」
かつて自衛隊といえば“男性社会”の象徴でした。看護職以外で女性に初めて国防の担い手としての道が開かれたのは1974年。防衛大学校が女子学生を受け入れたのが92年のこと。それから幾星霜、現在、女性自衛官たちは自衛隊のほぼ全職種で活躍ができるようになりました。彼女たちが一様に口にするのは、「私はイチ自衛官」。そう、国防を担う身には女性も男性もないということなのです。
そんな女性の自衛官としてトップキャリアの道を走る陸・海・空の3人が集結し、本音のトークを繰り広げてくれた。そこから見えてくる女性特有の苦労と努力の歴史、そして国を守るべく存在する、自衛官の今の姿とは?
前編では、女性が自衛官とし...