自衛隊の「移動する飛行場」を公開! いかなる時にも航空機を安全に運用
航空機が滑走路に離着陸するためには、管制塔からの指示やレーダーによる位置確認などの管制業務が必要だ。
有事の際、あるいは災害などで空港の管制機能が失われたり、定期的なメンテナンスで管制機器を止めるときなどに、関連機器一式を運搬・提供して、管制業務の継続をフォローする日本で唯一の部隊が、航空自衛隊百里基地(茨城県)に所在する移動管制隊である。
その守備範囲は広大で、陸路、海路、空路あらゆる手段を使って必要な機器を届けるのだ。
いかなる場合にも航空機を安全に運用! 移動先で管制するための3つの神器
まずは、移動管制隊が装備する器材一式を紹介しよう。器材は大きく「移動式管制塔」と「移動式タカン...