全自衛隊機の“飛行を守る”男たち。その任務の内容は?
切れ目なくほぼ1年中、全国の自衛隊の航空保安施設を検査している飛行点検隊。隊員にとってどのような任務なのか、その実像に迫った。
飛行点検は対象施設が正しく機能しているか検査する
飛行点検隊では4種類の飛行点検を実施している。運用中の航空保安無線施設などを定期的に検査する「定期飛行点検」。改修や修理などで施設が大きく変更され運用を再開する前に行う「特別飛行点検」。新たに建設する施設の位置を調査する「設置位置調査」。そして、施設が完成した際、運用開始に先立って行う「初度飛行点検」だ。
飛行点検隊の任務は、部隊から飛行点検の依頼を受け、その概要を書類で確認・計画するところから始まる。次に、依頼...