要人警護に特化した陸上自衛隊「中央警務隊第2班」の任務に密着!拳銃・特殊警棒・無線機など装備も紹介
特別司法警察職員として、自衛隊内部の事件・事故の捜査の権限を与えられているほか、警護や交通統制などを任務とする陸上自衛隊警務隊。
その中に、海外の高官などが自衛隊の市ケ谷地区の施設を訪問する際などに、警護を担当する専門の部署がある。
それが、中央警務隊の第2班だ。取材したのは、ちょうど同班が要人警護を数日後に控えた時期。あわただしく準備に精を出す部隊の様子をリポートしよう。
来訪の数週間前から始まる警護の準備
2025年4月某日、9時。防衛相会談のため、数日後に防衛省に来訪するトンガ王国皇太子の警護に備え、中央警務隊第2班の事前のミーティングが始まった。
テーブルに広げられた防衛省の敷地...