•  太くたくましい腕、分厚い胸板を作り上げるには、何種類かのプッシュアップが効果的。

     手や脚を着く高さを変えたり、動きを加えることで、大胸筋、上腕三頭筋、三角筋により高い負荷をかけることができる筋トレ4種目を紹介しよう。

     多くのアスリートを輩出する自衛隊体育学校。中でも自衛官や部隊を強くするための体育・格闘指導者を育成しているのが第1教育課だ。その教官が教えてくれるマッスル増強法なら、効果が期待できること間違いなし!

    大胸筋の下部に効く!「インクラインプッシュアップ」

    特に大胸筋の下部を鍛える。台の高さが低いほど負荷が上がる。

    画像1: 大胸筋の下部に効く!「インクラインプッシュアップ」

    1:両手を肩幅に開き、床よりも高い台(安定した椅子など)に着き、指先を内側に向ける(ハの字にする)。両腕は台に対して垂直にし、肩から足首までが一直線となるように、両つま先を床に着ける。このとき両脚を開いてもよいが、肩幅までとする。

    画像2: 大胸筋の下部に効く!「インクラインプッシュアップ」

    2:一直線の姿勢をキープしたまま、両肘を曲げ、上体を台に近づける。このとき脇は締め、お尻の位置を上下に動かさないようにする。1の姿勢に戻り、1~2を10~15回繰り返したら1分休憩を1セットとし、3セット行う。

    大胸筋の上部に効く!「デクラインプッシュアップ」

    特に大胸筋の上部を鍛える。台の高さが高いほど負荷が上がる。

    画像1: 大胸筋の上部に効く!「デクラインプッシュアップ」

    1:両手を肩幅に開いて床に着き、指先を内側に向ける(ハの字にする)。両腕は床に対して垂直にし、両つま先は床よりも高い台(安定した椅子など)に着いて、肩から足首までが一直線となるようにする。このとき両脚を開いてもよいが、肩幅までとする。

    画像2: 大胸筋の上部に効く!「デクラインプッシュアップ」

    2:一直線の姿勢をキープしたまま、両肘を曲げ、上体を床に近づける。このとき脇は締め、お尻の位置を上下に動かさないよ行ううにする。1の姿勢に戻り、1~2を10~15回繰り返したら1分休憩を1セットとし、3セット行う。

    肩甲骨の可動性向上にも!「ヒンズープッシュアップ」

    体幹の強化、背部の強化、肩甲骨の可動性向上にも効果あり。

    1:両手を肩幅より広く開いて床に着き、指先を内側に向け(ハの字にする)、お尻を高く上げ、両つま先を床に着ける。このとき、背中は丸まらないようにし、両膝も伸ばす。両脚はやりやすい幅に開いてもOK

    画像1: 肩甲骨の可動性向上にも!「ヒンズープッシュアップ」

    2:両肘を曲げ、上体を斜め前方にゆっくりと下ろしていき、胸が床に触れる直前で両肘を伸ばし、頭を上げていく。

    画像2: 肩甲骨の可動性向上にも!「ヒンズープッシュアップ」

     このとき、腰を大きく反らせないように注意する。1の姿勢に戻り、1~2を10~15回繰り返したら1分休憩を1セットとし、3セット行う。

    上級者向け!「逆立ちプッシュアップ」

    究極のプッシュアップ。十分に筋力が付いた人のみ挑戦して。

    1:両手を肩幅よりやや広く開いて床に着き、両脚を蹴り上げて壁に着け、逆立ちの姿勢になる。このとき、顔は床に向ける。

    2:両脚は壁に着けたまま、両肘を外側に開くようにゆっくりと曲げ、顔が床に近づいたら両肘をゆっくりと伸ばし、1の姿勢に戻る。1~2を1~3回繰り返す。強度が高いので無理は禁物。

    自重トレーニングはゆっくり行うと筋肥大が進む

     自分の体重を負荷にして行う自重トレーニングは、筋トレとしては効果が低いと思っていませんか? 確かにダンベルやマシンなどの器具を使ったトレーニングと比較すると効果は低いです。

     ただし、やり方1つで効果は変わります。正しいフォームで回数を重ねることができたなら、次は動作速度を遅くしてみましょう。ゆっくりと負荷をかけると、筋肥大につながります。

    【自衛隊体育学校 第1教育課 体育班 体育教官 増淵1等空尉】

    【モデル隊員 自衛隊体育学校 第1教育課 体育班 体育助教 下城2等陸曹】

    (MAMOR2025年11月号)

    <写真/山田耕司(扶桑社)>

    自衛官のマッスルボディー・メーク術

    ※記事内容は上記掲載号の発売時点のものです

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