今回紹介するメニューは、航空自衛隊 車力(しゃりき)分屯基地の「ごんぼう麺」。青森県つがる市車力地区の特産品でもあるゴボウが練り込まれたうどんを使ったメニューです。
食堂のメニューではラーメン、うどん、そば、そう麺などの麺類が比較的人気があるのだそう。「ごんぼう麺」もその1つ。車力の特産品、ゴボウを練り込んだ麺を使った料理です。一般的なうどんと違い、
やや細めの平打ち麺のような形態で、基地では具だくさんのけんちんうどんのようにして提供されます。かすかにゴボウの香りがして、つるんと喉ごしもよく食べやすいと好評です。
今回は豚バラ肉を入れていますが、鶏肉でも、またカレー風味にしてもおいしい、アレンジ自在のメニューです。ゴボウ麺が手に入らなければ、もちろん普通のうどんで作れます。
材料(2人前)
※分屯基地で作られているレシピをもとに編集部で家庭向けにアレンジしました。
ゴボウ麺(なければうどん):2袋(280g)
水:2カップ
昆布(5㎝角):1枚
カツオ節:1パック(5g)
豚バラ薄切り肉(食べやすく切る):40g
油揚げ(湯通しし、細切り):1/5枚(10g)
コンニャク(湯通しし、薄切り):1/5枚(40g)
ゴボウ(皮をこそげ取り、ささがきにする):1/5枚(30g)
シメジ(小房に分ける):1/3枚(40g)
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しょうゆ:大さじ1
塩:小さじ1/2
長ネギ(小口切り)、ミツバ(ざく切り):各適量
作り方
1:鍋に水と昆布を入れて火にかけ、沸騰したら昆布を取り出し、カツオ節を加えてひと煮立ちさせて火を止める。カツオ節が沈んだらこす。
2:(1)に豚バラ肉を加えて火にかけ、アクを取る。
3:(2)に油揚げ、コンニャク、ゴボウを入れ、ゴボウに火が通ったらシメジを加え、アクを取る。
4:(A)を加えて味を調え、ひと煮立ちさせる。
5:たっぷりの湯(分量外)でゴボウ麺を5分ほど(うどんの場合は袋の表示時間通りに)ゆでる。ザルにあげ、流水でもみ洗いをしてぬめりを取る。湯せんで再び温めて器に盛る。
6:(5)に(4)のつゆを温めて具とともに入れ、長ネギとミツバを盛る。
※写真は青森県つがる市むらおこし拠点館フラットのゴボウ麺(生麺・1袋140g入り・ヤマホ竹鼻製麺所)を取り寄せて使用。乾麺タイプもあり
<調理/樋口秀子 文/富田純子 料理撮影/小野岳也>
(MAMOR2017年6月号)
※記事内容は上記掲載号の発売時点のものです