油断禁物!水難事故の予防策

出典:防衛省Webサイトより 父島基地分遣隊ホームページ_父基分の日常(https://www.mod.go.jp/msdf/cjbf/daily_R6.html)
膝下程度の深さでもライフジャケットは必ず着用しよう
川、海、湖などでの水難事故死の多くは、息ができないことによる溺死だという。ライフジャケットを正しく着用していれば、頭部が水面の上に出るので呼吸ができる上、手を上げて助けを呼ぶこともできる。岸近くは膝下程度の深さだとしても、岸から離れるにつれ深く、速くなっていることもあるので油断は禁物だ。
川の増水時などの強い流れに気を付けよう
川には流れがあるため、子どもよりも上流側にいると、いざというときに救助が間に合わない。大人もライフジャケットを着用の上、子どもよりも下流側にいるようにしたい。また、当日は雨が降っていなくても、前日までの降雨や、その川の上流域での雨の影響で水が増えることがある。
増水すると流そうとする力が大きくなるため、リスクがより高まるという。全国の河川周辺の雨量や水位などの情報をリアルタイムに発信している「川の防災情報」(国土交通省)もお勧めだそう。アクセスして、情報を知りたい地点を登録するなどして、水難予防に役立てよう!
【水難事故の応急策】
万が一に備え、スローロープを携行しよう
一般人は水の中に入らずに陸上から救助行動をとろう
溺れている人を水上・水中で救助しようとするのは、特別な訓練を受けていない一般人にはリスクが高いため、できるかぎり水の中には入らずに陸上で救助を行うことが重要だという。もし子どもが落ちたり流されたりしたら、まずは自分の安全を確かめ、陸上から次の順に救助行動をとろう。同時に周囲の人にも声をかけ、協力を求めるとともに、警察や消防などに救助要請をしよう。
1:声をかける
可能なら、要救助者に声をかけて指示を出し、安全な場所へ誘導する
2:浮くものを投げる
浮き輪や浮き具を要救助者の近くに投げ入れる
3:ロープや長いものを使う
浮く素材のスローロープを使ったり、長い棒などを差し伸べる
スローロープは、ネット通販やアウトドアショップ、救命用具専門店などで購入できる。瞬時に投げ入れられるように、事前に練習をしておこう。水に浮かないタイプのロープは、水中で引っかかるなど危険な状況を生むので使用は避けよう。
現場の様子をリアルタイムで伝える「Live118」
水難事故が起きたときに救助機関に速やかに通報できるよう、子どもを水辺で遊ばせるときは、携帯電話などの連絡手段は必ず確保しておこう。水没して使えないといった事態を防ぐため、ネット通販などで購入できるストラップ付き防水パックの利用がお勧めだ。
川や湖などでの事故の場合は、「110番(警察)」または「119番(消防)」に連絡を、海上における事故の場合は、「118番(海上保安庁の緊急通報用)」に連絡をしよう。
また、2025年1月からは、通報者がスマートフォンを使って現場の様子を映像でリアルタイムに伝えることができる「Live118」の運用も始まっている(118番に通報後、必要と判断されたら、海保から専用URLが届き、カメラにアクセスする仕組み)。海保から心肺蘇生や止血法などの応急処置の動画を受信することもできる。
出典/政府広報オンライン
「着衣水泳」ができるスイミングスクール
2026年の主に夏に、着衣水泳(衣服を着た状態で水に入り、水難事故に遭った際に「浮いて助けを待つ」技術を学ぶ訓練や活動のこと)ができるスクールの一例を紹介しよう。多くはスクール生が対象だが、スクール生以外が参加できる教室もある(編集部調べ)。
●スポーツクラブ ルネサンス
日本全国の全130店舗で、6、7月ごろに、スクール生を対象に「着衣泳レッスン」を、また、スクールに所属していない地域住民を対象とした「着衣水泳教室」も実施予定
●JSSスイミングスクール
立石(東京都)、おゆみ野(千葉県)、出雲(島根県)、姪浜(福岡県)ほか、複数の店舗で、夏に向け、スクール生を対象に「着衣水泳体験会」を実施予定
●ティップネス・キッズ
五反田(東京都)、武庫之荘(兵庫県)など計40店舗で、5~7月ごろに、主にスクール生を対象に「着衣水泳体験」を実施予定。スクールに所属していない子どもも参加可能
●イトマンスイミングスクール
日本全国の全53校で、6月ごろに、スクール生やその友達などを対象に「着衣泳体験会」を実施
●岡崎竜城スイミングクラブ
岡崎(愛知県)にある全2校で、2カ月に1度、スクール生を対象に「着衣泳レッスン」を実施
★実施日や申込方法など詳細については、各クラブ・各店舗のホームページからお問い合わせください
(MAMOR2026年7月号)
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<文/古里学 写真提供/岡崎竜城スイミングクラブ>
※記事内容は上記掲載号の発売時点のものです
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