今回紹介するメニューは、北海道襟裳分屯基地の「襟裳分屯基地オリジナルラーメン」。北海道産の灯台ツブや日高昆布、ホタテ、エビ、ふのりなどからしみ出るだしはうまみたっぷり! 究極の海鮮塩ラーメンです。
その名のとおり、給養員一同で作り上げた独創的なメニューです。襟裳分屯基地といえば、誰もがこのラーメンを思い浮かべるくらいのおいしさにしていきたいのだとか。
特徴はなんといっても地産地消。えりも町でとれる灯台ツブと呼ばれる巻き貝や、日高昆布、ふのりなどを使用。ふのりとは刺身のツマやみそ汁の具などにも使われる海藻の1種で、水で戻すときれいな紫色になります。ほかにホタテやエビも加え、海鮮好きにはたまらないラーメンです。
材料(2人前)
※隊員食堂で作られているレシピをもとに編集部で家庭向けにアレンジしました
中華麺:2玉(400g)
だし昆布(あれば日高昆布・10㎝長さ):1枚
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ツブ貝(あれば灯台ツブ・処理済み):8〜10個
ボイルホタテ:2個
ボイルむきエビ:4~6尾
ラーメンスープ(塩味):2袋(80g)
手まり麩:8個
ふのり(乾燥・水で戻す):10g
塩、コショウ(好みで)、万能ネギ(小口切り):各適量
作り方
1:鍋に水3 1/2カップ(分量外)とだし昆布を入れ、しばらく置く。時間があれば前日から水につけておくとよい。
2:(1)を火にかけ、(A)を入れ、火が通ったら昆布とともに1度取り出す。火を加えすぎると具が縮んでしまうので注意。
3:(2)のだし汁にラーメンスープを加えて混ぜ、味見をし、塩で味を調える。
4:中華麺を表示どおりにゆで、器に盛り、(3)に(2)で取り出した昆布以外の具と、手まり麩を入れて温め、スープとともに器に注ぎ入れる。ふのり、万能ネギも盛り、好みでコショウをふる。
<調理/樋口秀子 文/富田純子 料理撮影/山川修一(扶桑社)>
(MAMOR2024年9月号)
※記事内容は上記掲載号の発売時点のものです