今回紹介するメニューは、北海道・奥尻島分屯基地の「三平汁」。優しい味わいが心にも体にも染みわたる、魚のうまみあふれる郷土料理です。
奥尻島の家庭の味と言っても過言ではないほど好まれて食べられている、ホッケを使った「三平汁」は、ホッケのしっかりとした身を楽しめる塩味が利いた一品。北海道の名産物であるジャガイモを使ったジャガバターと一緒に提供することが多く、北海道のおいしさを一度に味わえるメニューになっています。
材料(2人前)
※分屯基地で作られているレシピをもとに編集部で家庭向けにアレンジしました。
ホッケ(塩漬け):半身
ジャガイモ:大1個
ニンジン:1/8本
ダイコン:1/10本
長ネギ:1/3本
ササゲ(インゲンでも可)):2 、3個
昆布:1枚
酒:大さじ2
水:600ml
作り方
1:固く絞った布巾で両面を拭いた昆布と水を鍋に入れ、火にかけて沸騰する直前に昆布をとりだす。
2:ホッケは4等分に切り、ジャガイモは皮をむいて乱切り、ニンジンとダイコンは皮をむいて、それぞれ5ミリ幅の半月切り、いちょう切りにし、長ネギとササゲは斜め切りにする。
3:(1)に(2)のジャガイモ、ニンジン、ダイコンを入れ10分ほど煮る。
4:(3)にホッケ、ササゲ、酒を入れて、ホッケに火が通ったら味見をし、分量外の塩、湯で味を調える。
5:長ネギを加えて火を止めたら、器に入れてできあがり。
<撮影/柏谷高志>
(MAMOR2012年8月号)
※記事内容は上記掲載号の発売時点のものです