完全防備で行う汚染地域の除染作業検定

【除染器の使用前に除染剤を注入し加圧】携帯除染器を使用する前の準備をする受検者。除染剤を水で溶かして除染器に注入し、スプレーガンで噴霧することができるように、手動ポンプ(レバー)を押して加圧。防護服を着てのこの力作業は視界が悪く、まるでサウナの中にいるかのような暑さだという
携帯除染器で行う汚染地域の除染作業の検定を2人1組のペアで実施。事前に屋内で行われた、防護マスクと化学防護衣の着用の仕方から、検定官がチェック。
準備を終えた完全防備の受検者4人は、駐屯地内の砂利敷きの区画へ移動。区画内には特殊武器による汚染が想定されたエリアに黄色のロープが張られている。

【歩行しながら両手を左右に振り、まんべんなく除染】受検者たちはスタート地点から足並みをそろえ、両手を左右に振りながら汚染地域と想定された区画を除染。この除染器1つで100平方メートルを除染することができるという
携帯除染器を背負い、除染剤を噴霧するスプレーガンを両手に持った受検者たちがスタート地点に立った。2人は、検定官の「除染開始!」の合図とともに、歩調をそろえてゆっくりと歩いていく。
同時に、両手を交差させながらスプレーガンから除染剤を噴霧。その作業の様子を、検定官がチェックシートを手にじっと観察。2人が同じタイミングで除染剤を吹き付け、区画内をまんべんなく、取りこぼしがなく除染できているかをチェックする。
終着地点を示すロープの所まで来ると、受検者たちは除染剤を自分の両足の靴の裏に噴霧。区画外に汚染を広げないための処置を終えて、検定が終了した。
除染作業検定で使用した装備品
携帯除染器2型
狭い場所などを除染する器材
空気圧を利用して液体の除染剤を噴霧する携帯型の除染器。高所や建物内など車両の入れない場所、装備品などを除染する際に使用する。
(MAMOR2026年8月号)
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<文/魚本拓 写真/荒井健>
※記事内容は上記掲載号の発売時点のものです
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