アメリカ:日系人が広め、恒例行事となったハワイの盆踊り

オアフ島最大級のイベント「モイリイリ・サマーフェスト」の盆踊り。モイリイリ本願寺を会場に開催(写真提供/moiliilisummerfest)
ハワイは、明治時代にサトウキビ農園の労働者として渡った日系移民をルーツとするコミュニティーが多数あり、ホノルルやヒロなどの人口が集中する都市部を中心に、盆踊りが19世紀末から踊られている。
時期は日本と同じ8月のお盆が中心だが、6〜9月にかけて仏教系寺院の境内などを会場に盆踊りが開催され、その数も約100カ所。開催日程が重ならないように予定が組まれているのが特徴だ。
多くの会場ではやぐらが立ち、地元の食べ物のブースやクラフト品の販売も行われている。地元に密着したイベントながら、旅行者も気軽に参加できるお祭りとしてハワイの夏を盛り上げている。
フィリピン:フィリピンと日本の文化をつなげ、社会づくりにも貢献する“絆”の盆踊り

100人超のボランティアが支えた2025年のセブ盆踊り。日本文化を現地に紹介するなどの地域貢献や環境問題への取り組みなどが評価され、2016年にはセブ市から表彰もされた(写真提供/セブ日本人会)
フィリピン・セブ島では在留日本人会が地域住民との交流の場として「セブ盆踊り」を2014年から毎年5月に開催。
同イベントはセブの子どもたちが日本の文化を知る入り口として、また環境保護活動の一環としてゴミの分別やリサイクルの重要性を伝える場として地域の社会づくりにも貢献。
イベント中にゴミ拾いの時間を設け、「来たときよりも美しく」という日本の風習も伝えている。盆踊りはイベントの象徴として日本人と地元の人々と交流を深める場でもあり、近年の参加者は2万人超。日本人もフィリピン人も盆踊りで1つの輪になり、平和な現代に生きている姿を祖先の霊に伝えている。
ベトナム:アニソンを大合唱!日越友好の盆踊り

ベトナムでも人気のアニメソングの盆踊りに、来場者は大興奮。中には熱唱する参加者もいて、イベントは大盛況(写真提供/日本盆踊り協会)
ベトナム・ホーチミン市では、日本を知るイベント「ジャパン ベトナム フェスティバル」(主催:JVF実行委員会)を2013年から開催。恒例行事として「日越友好平和ぼんおどり大会」が実施されている。
26年3月の同イベントでは、初日の7日に政府・企業関係者を含む来賓と来場者が踊る参加型プログラムを実施。翌8日には日本のアニメソングで踊る「アニソン盆踊り」が開催された。
こちらは現地のコスプレイヤーや日本の学生団体がお手本兼盛り上げ役として参加。ベトナムでも人気のアニソンを耳にした来場者が次々とやぐらを囲み、アニソンを大合唱しながらの盛況イベントとなった。
インド:日本文化交流イベントで、盆踊りを実施。踊りを通して1つの輪をつくる

同イベントの目玉企画として開催された盆踊り。浴衣を着た現地参加者もやぐらに上がり、盆踊りを盛り上げる。参加者はやぐらの周りだけでなく会場で思い思いに踊りを楽しんだ(写真提供/日本盆踊り協会)
インド西部にあるムンバイ・ウォーリー地区で、2026年2月、日本を紹介する大規模イベント「JAPAN MATSURI」(主催:ゴイスリアルティ〈住友不動産グループ〉)が開催され、盆踊りが披露された。
約3000人の参加者の多くは盆踊り初体験。やぐらの上で現地日本語学校の学生が見せるお手本に合わせ、踊りの輪が少しずつ広がっていく。数千年の歴史を持つインド古典舞踊やボリウッド映画に代表される現代的なダンスなど、踊りが根付くインド文化と盆踊りの相性はばっちり。
「ジャパン!」、「マツリ!」といった歓声を上げながら参加者は踊りを楽しみ、交流の輪を広げた。
(MAMOR2026年8月号)
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<文/編集部>
ー自衛隊で盆踊りー
※記事内容は上記掲載号の発売時点のものです
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