•  東京・用賀駐屯地の「用賀ハンバーググラタン」を紹介します。

     料理名のとおり、ハンバーグとグラタンの両方が味わえる人気メニュー。1人前ずつ耐熱皿に盛り付け、こんがりおいしそうに焼き上げています。

     日本全国にある自衛隊の基地・駐屯地の隊員食堂についてレポート! みなさんにもぜひ味わっていただこうと、記事の最後にはレシピも紹介します。

    東京都世田谷区に位置する、陸上自衛隊「用賀駐屯地」

    画像: 小さいけれど温かい雰囲気にあふれた隊員食堂。考え抜かれた食事はどれも栄養満点で、温かいものと冷たいものはそれぞれ適温で提供される、きめ細やかな配慮が隊員に喜ばれている

    小さいけれど温かい雰囲気にあふれた隊員食堂。考え抜かれた食事はどれも栄養満点で、温かいものと冷たいものはそれぞれ適温で提供される、きめ細やかな配慮が隊員に喜ばれている

     陸上自衛隊用賀駐屯地は、東京都世田谷区のほぼ中央に位置し、電車はもちろん、東名高速道路や首都高速道路、環状7、8号線など交通機関の利便性が高い場所にあります。

     所在しているのは、衛生器材の調達、出納、保管、補給、整備、技術検査、試験、製剤と、これらに関する調査研究を担う関東補給処用賀支処、第316基地通信中隊用賀派遣隊、第126地区警務隊用賀連絡班で、2025年で開設62周年を迎えました。

    2種類のソースで飽きがこない「用賀ハンバーググラタン」

     今回紹介する隊員食堂の料理は「用賀ハンバーググラタン」。幅広い世代の隊員みんなが大好きな、“ハンバーグ”と“グラタン”を合わせた、満足感たっぷりのオリジナルメニューです。

     ハンバーグの下にはミートソースとホワイトソースの2種類を重ねているので、味の変化も楽しめ、最後まで飽きることなくペロリと食べられます。

     これだけでもボリューミーですが、これをおかずにご飯またはパン、さらにサラダ付きで提供されるそうです。

     当食堂は約60席と、ほかの駐屯地に比べると小規模のため、手間をかけた料理を作れると調理員は言います。

     ミートソースは市販品を活用していますが、ハンバーグとホワイトソースは手作り。1人前ずつ耐熱皿に盛り付けて焼いています。ハンバーグの周りにチーズをのせて焼くと、こんがりおいしく仕上がるそう。

     時にはハンバーグに大豆を細かくして混ぜることもあり、よりタンパク質を補強。栄養面のサポートもバッチリです。

    隊員の感想は?

    「白米と相性抜群のメニューですが、日本酒好きな私としては、生もと造りの熱かんとも合わせたいなと思っています」(3佐/男性・50代)

    「ハンバーグはふんわりやわらかなジューシータイプ。ソースとも相性が良く、当然お米にも合うのでご飯の大盛りは必須!」(3曹/男性・20代)

    「ハンバーグとコクのあるミートソースが絶妙にマッチ。とろけるチーズとクリーミーなグラタンも加わって満足感は◎」(1士/男性・20代)

    「食堂の料理が一番」と言ってもらえるように

    【陸上自衛隊 用賀駐屯地 関東補給処 用賀支処 管理栄養士 津村防衛技官】

     愛知県の出身で、2021年に入隊しました。

     以前は病院で管理栄養士として働いていたのですが、活動的で丈夫な方のための献立作成や栄養管理の仕事もしてみたいなと思っていたところ、こちらで募集がかかっていたので応募しました。

     5年目になりますが、皆さんの食べっぷりは今でも見ていて気持ちよく、提供する側としてうれしいです。

     都内という場所柄、外に出ればいろいろな店がありますが、食堂の料理が一番と言ってもらえるように工夫を重ねています。

     隊員の率直な意見を、献立に反映させていきたいです。

    「用賀ハンバーググラタン」のレシピを紹介

    画像: ※隊員食堂で作られているレシピをもとに編集部で家庭向けにアレンジしました

    ※隊員食堂で作られているレシピをもとに編集部で家庭向けにアレンジしました

    <材料(2人分)>

    [ハンバーグ]
     合いびき肉:200g
     タマネギ(みじん切り):1/3個(80g)
     サラダ油:小さじ2

     <A>
      卵(よく溶いたもの):大さじ1弱
      パン粉:1/2カップ
      牛乳:大さじ1と1/3
      塩、コショウ、ナツメグ:各少々

    [ホワイトソース]
     バター、小麦粉:各大さじ1
     牛乳:180ml
     洋風顆粒スープの素、塩、コショウ:各適量

    ミートソース(市販品):80g
    ピザ用チーズ:40g
    パン粉、ブロッコリー(小房に分けて塩ゆでし、水気をきる)、ドライパセリ:各適量

    <作り方>

    1:ハンバーグを作る。フライパンにサラダ油小さじ1を熱し、タマネギを入れ、ところどころ茶色になるまでじっくり炒めて粗熱をとる。

     ボウルに合いびき肉とタマネギ、<A>を加えてしっかり混ぜ、2つのだ円形に成形する。

     フライパンに残りのサラダ油を熱して並べ入れる。3、4分焼いて返し、弱火で5分ほど焼き、中心部分に火が通るまで焼く。

    2:ホワイトソースを作る。フライパンにバターを入れ、弱火で加熱して木ベラで溶かす。小麦粉を加え、なめらかになるまで炒める。

     牛乳を数回に分けて少量ずつ加え、その都度とろみが付くまで混ぜる。全量の牛乳を入れ、とろみが付いたらスープの素、塩、コショウで味を調える。

    3:耐熱皿に半量のミートソースを入れ、2を半量かけ、1を1つ中央に置く。上に半量のピザ用チーズとパン粉をかけ、オーブントースターで7、8分、おいしそうな焼き色が付くまで焼く。同様にもう1つ作る。

    4:3にブロッコリーをのせ、ドライパセリを振る。

    【ワンポイントアドバイス】

    画像1: 「用賀ハンバーググラタン」のレシピを紹介

    ・ホワイトソースを作るときは、小麦粉を弱火でしっかり炒めることででんぷんの分子が小さくなり、ダマになりにくくなる

    画像2: 「用賀ハンバーググラタン」のレシピを紹介

    ・耐熱皿にミートソースを敷き、ホワイトソースをのせる。市販のミートソースは味が濃いため、味見をして分量調節を

    (MAMOR2025年11月号)

    <調理/樋口秀子 文/富田純子 料理撮影/林 紘輝(扶桑社) 写真提供/防衛省>

    ※記事内容は上記掲載号の発売時点のものです

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