自衛隊には数多くの部隊があり、中には自隊のテーマソング「隊歌」を持つ部隊もあります。
その歌詞を読むと、国を、地元を愛する気持ち、家族、仲間を想う気持ちが表されて、各隊員の心意気が伝わってきます。
そんな隊歌にあなたも触れてみてください。
航空自衛隊「春日管制隊」とは

(防衛省公式サイトよりhttps://www.mod.go.jp/asdf/atcg/equipment/butai/kasuga/index.html)
春日基地(福岡県)に所在する航空自衛隊の管制隊の1つ。1957年に創設され、主に九州方面の航空機の運航情報の処理を行っている。
「航空自衛隊春日管制隊隊歌」の歌詞を紹介

一
深きみなもと 玄海(1)に
わが身をうつし 努めゆく
猛きわれらに 稔りあれ
ああ、春日管制隊
二
はるか背振(2)の 山を背に
自律の意志を 高めゆく
進むわれらに 栄えあれ
ああ、春日管制隊
三
こころを清く 国旗のもと
不撓不屈の 精神もち
励むわれらに 光あれ
ああ、春日管制隊
この歌詞を解説
(1)福岡県と佐賀県の北方に広がる海域、玄界灘のこと
(2)福岡県福岡市早良区と佐賀県神埼市の境に位置する、標高1054メートルの脊振山のこと
<作詞/古謝 亮 作曲/矢部政男>
隊歌は部隊の象徴。歌うと連帯感が深まる
「当歌は、2003年の航空保安管制群教育訓練点検に向けて、団結の強化、部隊の威容を示すものとして作られました」と答えてくれたのは、当時、航空保安管制群春日管制隊に所属し、作詞も担当した古謝1等空尉だ。
歌詞には、自律心を持って任務にまい進する隊員の姿や、部隊が所在する福岡県に関係する風土などを盛り込み、春日管制隊が精強であり続けることへの願いが込められているという。そんな古謝1尉が気に入っているのが、入りのメロディーだ。
「初めて聴いたとき、その壮大さにびっくりし、(当時、西部航空音楽隊に所属していた作曲者が)素晴らしい隊歌に仕上げてくれたことに感謝の気持ちでいっぱいになりました」と語る。
隊歌は、春日管制隊の歴史や価値観を反映する、いわば象徴であり、部隊の仲間らと一緒に歌うことで、一体感や連帯感が深められるという。
現在は別の部隊に異動している古謝1尉は、今回、10数年ぶりに改めて隊歌を聴いたのだとか。初めて配置された春日管制隊で過ごした日々、そして初心を思い出す良い機会になったという隊歌を、ぜひ聴いてみて!
(MAMOR2025年5月号)
<写真提供/防衛省>
※記事内容は上記掲載号の発売時点のものです

